医療法人社団正圭会 福地医院
トップページへ
★★★★★★
管理栄養士の栄養講座-かぜ
★★★★★★
【かぜの気配を感じたら】

(温かくて汁けの多い煮込み料理など)

 体が冷えて、鼻やのどが渇きぎみの時や、何となく異変を感じるような時は、汁けたっぷりの温かいものをとって、体中を芯から温め、のどや鼻腔などの粘膜を潤しましょう。野菜や肉をことこと煮たものは、消化吸収しやすく、胃腸機能が弱りかけた時にも最適です。

(高齢者はたんぱく質や水分を充分に)

 高齢になるにつれ、一般に基礎代謝が落ちて体温も低くなります。また免疫物質生成に必要な、血中のミネラルやビタミンc、腸内の善玉菌も減って、粘液の分泌量も少なくなります。そのため感染するリスクが高まるのですが、基礎代謝が落ちているため発熱などの症状となって現れにくいので、発見が遅れる事もあり注意が必要です。食事量が減るので、食事内容が乏しくなりがちですが、栄養バランスは大事。特に肉や魚卵などの動物性食品をきちんととり、たんぱく質や亜鉛が不足しないようにしましょう。ビタミンA、C、Eの摂取も忘れずに。水分もたくさんとる事も大切です。

(ビタミンCをたくさんとろう)

ビタミンA、C、Eの中で、特にビタミンCは、体が免疫物質を 作るさいに大量に必要とされます。そればかりではなく、寒さとか疲労とか発熱などのストレスによっても、どんどん 消耗し、不足すると抵抗力や免疫力が落ちてしまいます。たえず充分な補給を心がけましょう。

(ビタミンB6や葉酸、パントテン酸などをとろう。)

ビタミンB群も体の抵抗力を荷なう培うのに役割多大、不足すると感染症にかかりやすくなります。

・ビタミンB6を多く含むもの

魚介類.レバー.肉.種実類.穀物胚芽.豆類など

・葉酸を多く含むもの

レバー.野菜.納豆.魚卵など

・パントテン酸を多く含むもの

レバー.納豆.魚卵.魚介類.青葉など
          
★★★★★★
注意 糖尿病、高脂血症など食事制限をされている方は栄養士に相談して下さい。
★★★★★★